久々の投稿となります💦
先週末はコンサートのため沖縄に行っていましたが、沖縄はものすごい湿気でした。

いよいよ梅雨の季節が近づいていることを感じましたが、ヴァイオリンは湿気に弱い楽器です。
これからの時期は楽器の管理に特に気を遣います。
湿度が大きいと楽器が湿気を吸って膨張し、弦の音程をあわせるためのペグが回らなくなります。
ペグを回すたびに「ガキッ！ガキッ！」とそれはそれは痛々しい音がします。
本番時には早く音を合わせなきゃ、という焦りと、ペグの悲鳴のような音に気持ちが沈みます💦
湿気により弦もすぐにゆるむため頻繁に調弦しなくてはならず、気持ちも痛くなります😢

また湿気を多いと楽器があからさまに響かなくなります。
どうにか響きを取り戻したい、という思いから無意識に右手にも左手にも余計な力が入って
普段通りの演奏が出来なくなったりと、梅雨だけではなく雨の日は気が重くなります。
本番の時はお客様が湿気を含んだお洋服で来場されるため、演奏する側としてはだいぶ辛いです。

演奏の面で不具合があるだけではなく、ニカワが剥がれて楽器の表板と横の板が外れることもあり、
湿気はヴァイオリニストにとって憎い敵なのです！

さて、そんな憎き湿気を退治するためにどうするか。
もちろん除湿器を使ったりエアコンのドライ機能を使いますがさらに、私は除湿材をケースに入れています。
最近は楽器専用の湿気取りもあるようですが、ドラッグストアで売っている「引き出し用湿気取り」で十分です。
引き出し用が品切れで仕方なく「洋服ダンス用」を使ったこともありますが、ハンガーがついていて使い勝手が悪くオススメしません😅
「ブーツ用湿気取り」は丸い筒状で、ケースの中でも案外収まりが良かったですが、もれなく脱臭もしてくれるようです😄

少しの注意で楽器の状態は大きく変わります。
楽器のために、湿気には気をつけてくださいね🎵